信頼
司法書士のもみきです。
初めから間違えてもいいやと思いながら仕事をしている人はいないと思いますが、人間がやることですから間違えてしまうこともあります。
司法書士の業務も、一字一句の間違いが大きな損害につながることもありますので、書類の作成・チェックには細心の注意を払います。
それでも時には間違いを見逃してしまうこともあり、恥ずかしながら私も何度かそんな経験をしております。
そんな時に私が心掛けているのは、当たり前ですが、間違いを認めて心から謝ること。
そして、その間違いが依頼者にとって致命的な損害にならないように最善の方法を取ることです。
もちろん、いくらフォローしても、一度失った信頼を回復するのは難しく、二度とご依頼頂けなくなることもあるのですが、時には事後の対応でかえって信頼関係が生まれ、それまで以上に信頼していただけることもあります。
「信頼」って、人間関係では一番大切なのだと思います。
先日、成年後見人による着服・横領などの被害が10か月間で18億円以上にのぼるという最高裁判所の調査結果が公表されました。
この中には司法書士も含まれているそうです。
成年後見人が選任される経緯は様々ですので、もともとご本人がその成年後見人を信頼していたとは限りませんが、このような事例が増えれば、制度自体の信頼性が大きく失われてしまうのでしょうね・・・。
今日は食品に含まれる放射性物質の暫定規制値を来年の4月から今の5分の1に下げるというニュースがありました。
それ自体、本当は良いニュースなのですが、それでもなお不安が拭えないのは、国が事故の初期対応での「誤り」を認めて国民に説明することをしないからではなんて思ってしまいます。
ただでさえ一度失った信頼を取り戻すのはたやすいものではないのに、自らの誤りを認めるという第一歩を踏み出さなければ何も始まらないですよね~。
話がそれてしまいましたが、そんなこんなも含めて、皆様に信頼していただける事務所を目指して頑張ろうと思う今日この頃でした。
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