『長屋』?

司法書士のもみきです。

『長屋』っていうと屋根や壁を共用した少し古い建物のイメージを思い浮かべる人が多いかと思いますが、建物表題登記のご依頼を受けて現場調査に行ったこんなきれいな建物も実は『長屋』です。

『長屋』は登記上は『共同住宅』として登記するのですが、違いは何なのでしょうか?

ある市が定めている定義によると、『長屋とは、2以上の住戸又は住室を有する建築物で、かつ、建築物の出入口から住戸の玄関に至る階段、廊下等の共有部分を有しないもの』をいい、『共同住宅とは、2以上の住戸又は住室を有する建築物で、かつ、建築物の出入口から住戸の玄関に至る階段、廊下等の共用部分を有するもの』とされています。

長く書くとかえって分かりにくいですね・・・。

簡単に言うと、長屋は玄関や階段・廊下を共用しないで2戸以上の住宅が連続しているもの。
共同住宅は玄関や階段・廊下を共用している2戸以上の連続した住宅。ということです。

上の建物も玄関・階段・廊下などは共用していないので、別々の一戸建てのように見えますが、壁の一部が下の写真のように接続していて全体を一棟の建物として登記することになります。

建築基準法では明確にされている『長屋』と『共同住宅』。

登記するときにはいずれも『共同住宅』になります。

建築基準法と不動産登記法では床面積の算定方法にも違いがありますので、建物表題登記をするときには現場調査は欠かせません。

【放射線量情報】

※あくまでも個人的参考のための測定であり、数値の正確性を保証するものではありませんのでその点ご了解の上ご参照下さい。

  • 事務所(新宿区高田馬場三丁目・鉄筋コンクリート造マンション1階)内・・・0.07~0.08μ㏜/h
  • 自宅(新宿区内・鉄筋コンクリート造マンション2階)・・・0.04~0.05μ㏜/h
  • 千葉県船橋市内の地表(午前10時30分)・・・0.09μ㏜/h

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