ご存知ですか?

司法書士のもみきです。

新聞やテレビの報道でご存知の方も多いと思いますが、平成22年2月2日から東京都渋谷区、三鷹市、千葉県市川市のセブンイレブン6(7?)店舗で、住民票・印鑑証明書を発行するサービスが開始されています。

住基カードを持っていればコンビニの端末から住民票や印鑑証明書が取得できる(12月29日から1月3日を除き、6:30~23:00まで)ということで、こういうサービスが全国的に広がれば便利になる反面、私たちの業務ではより慎重な対応が必要になりそうです。

コンビニで発行された証明書の特徴としてあげられているのが、

  • A4サイズの普通紙に印刷される。
  • 裏面に偽造・改ざん対策が施されており、真偽をインターネットを使って確認できる。

ということです(詳細は総務省のHPなどに掲載されているので、そちらをご覧頂ければと思います。)。

私たち司法書士は、不動産取引の場面で、お客様が持参した住民票や印鑑証明書を確認して代金決済にGoサインを出す役割を担当することがあるのですが、いきなり普通紙の住民票や印鑑証明書を提示されたら確認のしようがありません・・・。

当事務所もほとんどの登記をオンラインで申請することにしてはいるのですが、不動産取引など、その日に登記申請することが重要な意味を持つ登記については、万が一のことがないように法務局の窓口まで申請書を持参して申請する方法をとっております。

利便性が最優先されてリスクが高まるようでは本末転倒になってしまいますので、新しい制度に対応しながらも依頼者のリスク防止を最優先に考える姿勢で業務に臨まなければと思うニュースでした。

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